ソロモン諸島政府観光局ブログ

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ソロモンで週末ファームステイ

こんにちは、元在住の早水です。

食糧が豊富なソロモン諸島ですが、国民の75%が農業か漁業に従事しているともいわれています。
私自身も、ソロモン諸島に住んでいた頃はよく週末を使って農家さんのお手伝いに行っていました。

そこで、ソロモン諸島での週末ファームステイの体験をご紹介します。

友人の農家さんはホニアラ近郊、ホニアラからバスで1時間くらいのところに住んでいました。
距離的にそんなに遠くはないのですが、道があまり良くないためちょっと時間がかかります。
でも、海沿いやジャングルを走るのでとても気持ち良い道のりです。

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ずっとジャングルの風景


どこも風景が似ているので、降りる場所を間違えないように気をつけます(笑)。

着いたら、ジャングルの中を歩いて友人宅へ向います。

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道はあったりなかったりする


その後は、農作業です。
苗の植え付けを手伝ったり、

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葉物の苗


畑の収穫を手伝ったり、

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グアバ農園


出荷準備を手伝ったり、

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川で洗って葉っぱで包む

ときに川で洗濯をしたり。

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川まで運ぶ洗濯物


日が暮れる前に、川で水浴びをします。これが本当に気持ちいいのですよね。
ソロモンに住むまでは、途上国の人はオフロがないから川で水浴びをしているのだと思っていましたが(実際そうかもしれませんが)、
オフロがあってもこっちを選びたいくらい、空を眺めながら暑い太陽の下水浴びをするのは気持ちが良いです。

暗くなる頃、外のキッチンでごはんを作って食べます。家の周りに生えている葉っぱを調理したりします。
シンプルだけれど、すべて直火調理なこともあってとっても美味しいです。

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かぼちゃの葉と、炊いたキャッサバ


さて、1泊して次の日ホニアラへ戻ります。町からバスに乗るときはバスターミナルがあるので困りませんが、村から町へ戻るときは道端で待つしかなく、バスがいつ来るかわかりません。

なので、たいていヒッチハイクをしていました。
荷物を運ぶ中国人のトラックが、よく乗せてくれていたのを覚えています。

東京に戻ってすっかり都会暮らしに慣れてしまいました。
ホニアラでも今よりはずっと自然に囲まれた暮らしをしていたので、
帰国したばかりの頃は、夜は目がチカチカして眠れず、朝はニワトリの声がしなくて起きれませんでしたね。

みなさまも、(飛行機が再会したら)ソロモンで自然のありがたみに触れませんか。


(文・早水綾野)