ソロモン諸島政府観光局ブログ

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ソロモン諸島の食文化2 おさかな編

こんにちは!元ソロモン在住の早水です。

前回ソロモンの主食おいもについてお伝えしましたが、本日はソロモン人が大好きなメインディッシュの魚についてお話したいと思います。  

ご存知、ソロモン諸島はその名の通りたくさんの島から成る島国であり、その海域は結構広いです。おそらくいちばん獲れているのはボニート!カツオですね。首都ホニアラのセントラルマーケットでも、新鮮なカツオが大変安く手に入るので、日本人が集まるときはよくカツオのたたきを食べていました。ちなみにしょうがも細ネギもソロモンでは栽培されており、同じ市場で手に入ります。(この新鮮なカツオの味に慣れてしまうと、だいぶカツオにうるさい人になってしまします、笑。)

一方、ソロモン人は生魚は食べません。カツオも焼くかスープにします。私はスープが好きです。シンプルな塩味かココナッツミルク煮のものが多いです。焼く方ももちろん美味しいのですが、ちょっと燻製っぽく固めに焼かれた魚とおいもを想像してみていただけますか?これ、なかなか喉が詰まりそうになる組み合わせなのです。私はいつもお水がないと飲み込めていませんでしたが、ソロモン人にとってはなんてことないようです。  

他の魚もたくさんあります。

「現地では何を食べていたのですか?」とよく聞かれるので、ソロモンの魚を紹介しつつ、当時の私の食卓をご紹介しようと思います。

ちなみに、ソロモンではカツオはボニートですが、それ以外の魚はすべて「フィッシュ」としか呼ばれません。ソロモンではフィッシュはフィッシュであり、それ以上細かくする必要はないのです!(この影響あってか、私は日本のお鮨屋さんのネタを覚えるのが大変苦手です。)

というわけで、フィッシュの一部をご紹介。

 

どーん!

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おかしなアングルの写真ですみません。 顔がインパクト大だったので、こんな撮り方をしていまいました。魚の種類がわからないとなっては、もう、市場で目があったやつを買うしかありませんよね。自宅でさばいて、焼いていただきました。(これはまな板の上に乗っている状態。)見た目の印象とは裏腹に、中身は淡白な白魚でした。    

 

次です。

ちーん。

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なんともヘンテコなキッチンの風景に思わずパシャリしてしまいました。 こちらのトロピカルな魚は、色が綺麗だったので買ってみました。 鱗を取るのが大変でしたね。鱗は飛び散るので、庭で取ります。しっぽの部分を掴んでぶら下げ、スプーンでごりごりします。作業中にイヌやネコが寄ってくるので注意です。

こちらも白魚でしたが、美味しかったです。このときは、このトロピカルな魚にお醤油をかけて、ご飯といただきました。1つ目のフィッシュよりおすすめです。色も覚え易いですし、ぜひいらした際には買ってみてくださいね。

 

ホニアラ付近の海では、BBQセットを貸し出していたりもします。 マーケットで魚を買って、海でBBQ。そんなワイルドな楽しみ方もアリですね!  

 

次回はおにく編かな?        

(文/早水 綾野)