ウェスタン州の歴史スポットとカメスポット
今回は、ウェスタン州にお住まいの日本人の方に、ちょっとマニアックだけれど行く価値アリ!なウェスタン州のスポットについてお伺いしました!
お話を伺ったのは、青年海外協力隊としてウエスタン州のビウラ高校で、数学の先生として活動されている柳岡建人さんです。
目次:
1. ムンダの戦争博物館「ピータージョセフミュージアム」
2. 戦争の後がそのまま残る村「ボボエ」
3. 巨大なカメとその赤ちゃんが見られる「バニアタ」
早水:Twitterで戦争の歴史に興味を示してくれている方が多いんです!ウェスタン州の関連スポットあればぜひ教えてください。
柳岡:あまり知られていないようですが、ウェスタン州のムンダにも実は歴史博物館があるのです。「ピータージョセフミュージアム」といいます。ムンダからタクシーで20分です。手榴弾や、ヘルメット、あとは大量のコカ・コーラの瓶などがたくさん置かれていて、見応えがありました。
2. 戦争の後がそのまま残る村「ボボエ」
早水:ムンダは国際線が出ている中心地でもあるので、海外からも行き易くて良いですね!他にはありますか?
柳岡:学校の先生の里帰りについて行かせてもらったときに訪れたボボエという村が、戦争の歴史がそのまま残っていて印象に残っています。コロンバンガラ島の近くで、ノロからギゾへ行くボート便で途中に通る場所にある村です。人口が200人くらいの小さな村なのですが、当時の大砲や、米軍の戦車がそのまま置いてありました。
柳岡:当時野戦病院として使われていたという洞窟もありました。
3. 巨大なカメとその赤ちゃんが見られる「バニアタ」
早水:その他、観光向けのおすすめスポットはありますか?
柳岡:レンドバ島のバニアタという場所が良かったです。人間くらいの大きさのカメが浜辺に産卵しに来るのです。産卵中のカメや子ガメを近くで見られます。浜辺が広いので、地元の人も一緒に産卵中のカメを探しています。産卵中のカメを最初に見つけた人は50〜100ソロモンドルの報酬がもらえるそうです。
早水:報酬があるのですね、それはどこから出るのですか?
柳岡:保護局からみたいです。産まれたてのカメは他の魚に食べられてしまったりと生き延びる可能性が低いのだそうです。なので産まれた直後に保護局で預かり、安全な場所で少し育ててから海に戻すため、産卵するカメを見つけるのが重要なのだそうです。
早水:海ガメを保護するための大切な活動ですね。今回はガイドブックには載っていないお話が聞けて良かったです。有難うございました!
(インタビュー:早水綾野、井澤大樹)